【二月の勝者】なんで「勉強が出来る」って特技は。【マンガ感想&雑記】

塾講師への転職活動中!すばるいぬです!

この前本屋寄ったら
私にドストライクの題材の漫画が。

中学受験界に現れた最強最悪の絶対合格講師

2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは
生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か? 早期受験が一般化する昨今、
もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を
圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!

私は大学時代4年間、色々な中高生を
アルバイト講師として指導してきました。

といっても個人家庭教師から
某有名大手まで色々働いてたので、
大手では高校・大学受験指導の補佐、
名門私立内部生の定期考査対策、
留年ギリギリの生徒の徹底的なバックアップ等、
業務内容は様々。

そんな世界から2年離れ、
再び舞い戻ろうとしている自分への
天からの1冊かな?とか思いながら
購入して読んでみた感想をば。

※多少のネタバレ有です!

受験は小さな戦争

この作品はダブル主人公体制。

おっちょこちょいな
新米女性熱血教師「佐倉 麻衣)」
成果のためなら手段を選ばない
ベテラン冷血教室長「黒木 蔵人」

この二人のやり取りを中心に
中学受験を控える生徒・保護者の
葛藤・悲喜交々が展開されていくのですが…

マジで受験業界はみんな戦争状態。

講師は成果を上げなければ左遷!
保護者は子供のため金を次々イン!
子供は色々な思惑のために
成績をあげる、合格するために必死!

漫画だから少しファンタジーな面もあるものの
この辺りはしっかり描写されている。

というかエグいと思ったのは
保護者の描写。

・子供のサッカー教育に熱心だけど
薄々才能があまりないことに気付きながら
それにブレーキを掛けられず
中学受験に反対してしまう父親。

・自分の学歴の低さから仕事の地位が低く
子供にも同じ目にあってほしくないため
子供の塾に多額の金を投資するも
成績は中々伸びず、夫からは
「俺たちはいいカモ」と言われ
キレてしまう母親。

などなどかなりリアリティのある
保護者の方々が登場します。

これらを適度に処理するのも
塾講師・スタッフの仕事なので
ハードですよね~。

なんで勉強出来ることは褒められないのか?

保護者の描写がエグいと言いましたが、
子供の心情にも来るものがありました。

特に共感したものが。
主人公達の勤める中小塾で
トップレベルのスコアを持つ少女
「前田 花恋」

そんな彼女は更なる成績向上のため
よりハイレベルな塾への転塾を考え、
勉強を頑張りすぎるが余り
心身に限界を迎えます。

そこでの黒木校長との会話で
非常に心に残ったシーン。

なんで「勉強ができる」って特技は、
「リレー選手になれた」
合唱コンクールでピアノ弾いた」
とかと同じ感じで
褒めてもらえないんだろうね?

(中略)

「クラスで一番に逆上がり出来た子」のように。
「運動会で応援団のリーダーやった子」のように。
「昼休みに真っ先に校庭に出てドッジボールをする子」のように。

「私を褒めて」
「私を見て」
って思うよね?

分かる。滅茶苦茶分かる。

ちなみにこの後前田さんは
黒木校長の話術もあり
今いる塾に残留し再びトップに。

塾では「勉強出来る=凄いor偉い」
という図式が当たり前。
学校でハブられ気味な彼女も
ここでは居場所がある。
だから塾が好き。

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私の経験則上ですが、
進学クラス及び勉強の成績の伸びる子は
基本的に勉強は嫌いではありません。
めんどくさいと思っていても
課題は嬉々として取り組みます。
本当に楽しそうです。

この点に関して
「いやそれは思いこませてるだけだ」
「勉強を楽しく出来る訳がない」
という感想をお持ちになった人。

子供の教育に関わるのを一切やめて欲しい。

別に勉強の学問的価値を理解しろとか
子供が良い点とるたびに褒めちぎれとか
そういうことを言いたいんじゃない。

「成長したね」と言ってほしい。
子供の成長を大げさにでもなく褒めてほしい。
殆どの子供はその一言を待ってる。

ところで主人公’sが可愛すぎる

アカン漫画感想のはずが
脱線凄すぎる。
この漫画最大の魅力である主人公二人の
魅力を伝えなければ…。

まず佐倉講師についでですが、
これは正統派な可愛さ。
まず黒髪ショートヘアのボーイッシュスタイル。
もうこの時点で好き。

空手の有段者でもあり、
塾の生徒に対し鍛えた体を披露し
喜んでサンドバッグ代わりになったり、
深夜残業にもコンビニスイーツを
しこたま買い込んではしゃいだり、
かと思えば黒木校長との対立の中で
思いが迸るあまり泣きじゃくったり…

可愛い…しゅき…

しかし捻くれているものの
真に可愛いのは冷血なる黒木校長。

↑この仏頂面が黒木校長。

こんなマジ顔してるぐらいだし
シリアスキャラなんだろうなーとか思い
1巻をめくっていると
右大ゴマで以下のセリフを。

黒木「ウホ?」

!?!?!?!???

黒木「ウッホウホウホ?ウホウホホ?」

(中略)

黒木「いやあ~佐倉さんがあまりにも最近の事情を知らなさすぎるので、原始人かと思いまして」

可愛い。
一切微笑むことなくこのセリフ、
可愛い。

ちなみにオフの時は
この七三髪でなくもじゃもじゃ頭で
夜の街に繰り出したり
生徒にも慣れ慣れしく接したりと
かなりオンオフの切り替えの激しい人物。

ギャップ萌え!
ギャップ萌えを狙っているわ!!

佐倉講師と対立する場面でも
飴と鞭を1:9ぐらいで使い分ける辺り
結構しっかりしたドS。

受験業界興味なくても
二人の掛け合い見てるだけで
結構楽しい…。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆

そんな感じの「二月の勝者」
中学受験の話だけど、
そこまで陰鬱とはしてなくて
救われる話も多々。
ドラゴン桜」好きなら一瞬でハマると思う。

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